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初雁pitchトーク

本校の「総合的な探究の時間」の1つの柱である「 pitchトーク」(プレゼンテーション) の取組みが漢字検定協会の取材を受け、全国に公開されました。


取材を受けたのは2年生の総進クラスです。


生徒一人ひとりが、様々な工夫を凝らして堂々と、自分の好きな「 桜ソング」をpitch(PR)しており、 取材に訪れた漢検協会の方も大変驚かれていました。


川越初雁高校ではこれらの取組を通して、 実社会で必要とされる「対話力」「言語化力」 を育んでまいります。


漢検TEAChannelより↓↓


どんなテーマでもどんな教科でもできる!


ピッチトークとは


学校現場では、プレゼンや発表で「5分間」 という時間制限を設けられることがよくあります。しかし、 実社会で考えてみると、 5分間もじっくり人に話を聞いてもらえる機会はとても少ないです 。5分よりも短い時間で、 言いたいことをきちんと伝える力を育むには、 ビジネス用語で使われる「ピッチ(訴求する言葉)」 の概念がぴったりでした。短い時間内に、 短い言葉で相手の気持ちを動かせるような力を身につけるのが、「 ピッチトーク」の実践です。どんなテーマでもどんな教科でもできる!


もともとは、 総合的な探究の時間にビブリオバトルを開催する予定でした。 本を読む習慣はもとより、 これからの社会に生きる生徒にとって必要な、 コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などを育む目的 のもと検討していました。


しかし、本校には読書習慣がそもそもない生徒が多く、 はじめから本をプレゼンするのはハードルが高い。 ビブリオバトルのように厳密なルールでなく、 プレゼンよりも短い時間で簡単にできるものはないか、 と考えたのが「ピッチトーク」です。


「ビブリオバトル」 としてしまうと本の紹介に限られてしまいますが、「 ピッチトーク」はどんなテーマでもOK。 本校の総合的な探究の時間では「好きな歌詞ピッチ」や「 心に響く言葉ピッチ」を踏まえて、最後に「 ビブリオピッチトーク」を開催しています。 テーマに合ってさえいれば、 生徒たちがどんなものを紹介しても自由です。動画では、 国語の授業内で行った「桜ソングピッチトーク」 をご覧いただけます。
指導のポイント


ピッチトークで特に重要なのは、「具体」を入れることです。
今回の「桜ソングピッチトーク」で言えば、 全員が同じ曲を選んでくる可能性を想定していました。 その予防線として「全員同じ曲でもいい。だけど、そこに“ なぜ好きなのか?”“どこが好きなのか” という具体的なエピソードや思い出を入れると、 同じ曲でもそれぞれオリジナルのピッチになる」と伝えています。


話すことが苦手な生徒でも、身近なテーマを設定して、ピッチに「 具体」を入れるという指導をすれば、 驚くほど話せるようになります。ぜひ実践してみてください。

https://teachannel.kanken.or.jp/contents.php?c=case&id=igvtp2le7b3b